金委員長、米国本土を射程圏内に-北朝鮮の核・ミサイル能力を検証

Photographer: Alain Nogues/Corbis via Getty Images

北朝鮮が米国に対する核攻撃能力を獲得するのを阻止できる可能性は急速に低下している。

  米国の防衛アナリストは現在、北朝鮮が最大60の核爆弾とそれをミサイルに搭載する能力を保有していると分析。金正恩朝鮮労働党委員長は7月に大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」の2回の試射を行った後、米国本土全域を射程圏内に収めたと主張した。北朝鮮は9月3日、過去最大規模となる6回目の核実験を実施した。

核実験の規模

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  トランプ米大統領が金政権が「炎と怒り」に見舞われると警告した後、北朝鮮は8月に日本上空を通過し太平洋上に落下するミサイルを発射した。金委員長はこのミサイル発射について、米軍の拠点であるグアム封じ込めのための「前奏曲」だと表明した。

北朝鮮ミサイルの到達可能範囲

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  北朝鮮はすでに米国全土に到達可能な「テポドン2号」を保有しているものの、アナリストらは衛星を軌道に打ち上げる目的のみに使われており、恐らく核弾頭の運搬には適していないとの見方を示した。

ICBMの核弾頭運搬方法

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  液体燃料式ミサイル「火星14」は、北朝鮮が初めて実験したICBMだ。このミサイルが米国本土の目標物に命中可能な誘導制御システムを搭載し、大気圏への再突入に耐えることができるかどうかについては疑問が残る。

弾道ミサイルの発射

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  金委員長はまだ実験に至っていない「KN-08」と「KN-14」の開発も進めている。これらはいずれも移動発射式ICBMで、米国の多数の主要都市を脅かす恐れがある。

原題:Kim Jong Un Puts America Within Striking Distance(原題)

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