米国株・国債・商品(18日):S&P500種が高値更新-国債は続落

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18日の米株式相場は続伸し、S&P500種株価指数など主要株価指数が過去最高値を更新した。投資家の楽観的姿勢が続く中、外国為替市場ではドルが3営業日ぶりに上昇し、米国債が下げた。安全資産の投資妙味が薄れ、金も下落した。

  • 米国株はS&P500種が小幅続伸で最高値更新-ダウ平均は7日続伸
  • 米国債は10年債が続落、利回りはここ1カ月余りで最高の2.23%に
  • NY原油は小幅上昇も50ドル台維持できず、需要減速の見通しで
  • NY金は続落、FOMCを警戒-株価上昇も重し

  S&P500種は午後に入り上げを全て消す場面もあったが持ち直し、2500台を保って過去最高値を更新した。金や円は下落、原油はほぼ横ばいとなった。米国債相場は、連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて株高となる中、長期債中心に売られた。

  S&P500種は前週末比0.2%高の2503.87。ダウ工業株30種平均は63.01ドル(0.3%)上げて22331.35ドルと、過去最高値を更新。10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)高い2.23%と、ここ1カ月余りで最高となった。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が小幅上昇したものの、3営業日連続で50ドル台を維持することができなかった。例年この時期には製油所の多くが秋期のメンテナンスで操業を停止し、需要が減少することが意識された。相場が50ドルに近づくと、利益確定の売りが先物市場に出ることも背景。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は前週末比2セント(0.1%未満)高い1バレル=49.91ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント11月限は14セント安の55.48ドル。

  ニューヨーク金先物は続落。今週のFOMCでバランスシート縮小の工程表が明らかになるのを待っており、金の需要が抑制される可能性が警戒された。株式相場の上昇も金の妙味低下につながった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は前週末比1.1%安の1オンス=1310.80ドルで終了。

  投資家の注目はFOMCに移り、金融市場は前週からのリスク選好ムードを維持した。FOMCは政策金利を据え置くと広く予想されているが、年内の利上げ確率や、バランスシート縮小計画の開始が発表されるかどうかに投資家は特に注目している。

  PIMCOの資産運用担当者、アンソニー・クレセンツィ氏はブルームバーグ・テレビジョンのインタビューで、「量的緩和(QE)は確実に終わりだ。QTが今まさに始まろうとしている。量的引き締めのことだ」と語った。さらに、「QEが市場を支えると考えるのは筋が通らないが、QTが相場に悪影響を及ぼすことはない。市場は当局のQTを冷静に受け止めているもようだ。ペンキが乾いていくのを眺めるという、イエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長の表現のようになるだろう」と続けた。

  背景で地政学的リスクはくすぶり続けた。ティラーソン米国務長官はCBS番組で、米国は北朝鮮問題の平和的解決を目指すが、膠着(こうちゃく)状態を終わらせるための外交的努力が失敗した場合は軍事力を行使する用意があると述べた。

原題:U.S. Stocks Rise With Dollar as Treasuries Slip: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Bear Steepen; 10Y Yields Stall Near 100-DMA(抜粋)
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