北朝鮮への「平和的圧力」続ける-ティラーソン米国務長官が表明

  • ヘイリー国連大使は大統領のコメントは口先だけの脅しでないと発言
  • 「全ての選択肢がテーブルの上にある」-マクマスター補佐官

ティラーソン米国務長官は北朝鮮情勢について、米国は平和的な解決策を探るが、核問題を巡る膠着(こうちゃく)状態を終わらせるための外交的努力が失敗した場合は軍事力を行使する用意があると述べた。

  ティラーソン長官は17日放送のCBS番組「フェース・ザ・ネーション」で、「われわれの外交的努力が失敗した場合、残されるのは軍事的選択肢のみとなる」と発言。その上で、「ただ、はっきりとさせなければいけない。われわれはこの問題の平和的解決を目指している」と述べた。

ティラーソン国務長官

写真家:Andrew Harrer / Bloomberg

同長官は米国の戦略は自身が4つの「ノー」と呼ぶものに基づく「平和的圧力キャンペーン」の追求だと言明。北朝鮮の体制変更または崩壊を目指さない、朝鮮半島の再統一の加速を求めない、軍を派遣する理由を探さないの4つだと説明した。

  一方、ヘイリー米国連大使は同日放送されたCNN番組「ステート・オブ・ザ・ユニオン」で、北朝鮮が今回の追加制裁で「既に危機を感じ始めている」と述べた。また、北朝鮮に「炎と怒り」を注ぐというトランプ大統領のコメントは口先だけの脅しではないとし、外交努力が頓挫した場合、マティス国防長官に軍事的な選択肢を持って引き継がせることに何ら異存はないと語った。

  マクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当)もABCの番組「ジス・ウィーク」で17日、北朝鮮の金正恩体制を抑えるのに経済的措置だけで十分かという疑念があると指摘し、米国は「全ての選択肢を確実に進展させる」ことが必要だと発言。金委員長が核プログラムを停止しない場合にトランプ大統領は北朝鮮に攻撃を仕掛けるのかとの質問に対して、「大統領はその点について非常に明確だ。全ての選択肢がテーブルの上にある」と述べた。

北朝鮮が発射した「火星12」-撮影日不明、配信は16日

写真:韓国中央通信社/ AP通信による韓国のニュースサービス

原題:Tillerson Vows ‘Peaceful Pressure Campaign’ Against North Korea(抜粋)

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