中国:株式のパフォーマンス、債券を圧倒-景気減速でも市場は強気

  • 中国株に対する社債の上乗せ利回りは15年以来の低水準
  • 当局の方針が債券を圧迫する一方、企業利益改善が株式を支援

中国経済は減速の兆しを見せつつあるのかもしれないが、金融市場は依然として明らかに強気のシグナルを発している。

  中国本土で取引されている株式に対する社債の上乗せ利回りは今月に入り、2015年以来の低水準となった。債券市場で当局によるレバレッジ解消に向けた取り組みの影響が続く一方、経済のモメンタムが企業利益を押し上げると投資家はみている。

  中国人民銀行(中央銀行)は与信の伸び抑制に向けた広範な措置の一環として流動性の引き締め維持を図っているが、主に打撃を受けているのは債券市場で、中国ソブリン債の指標はこのままいけば7-9月(第3四半期)に4四半期連続の下落となる。一方、中国株の指標である上海総合指数は無傷のようで、7-9月期は約2年ぶりの高い伸びとなりそうだ。

  星石投資のチーフストラテジスト、劉可氏は「過剰な借り入れを抑制する政府の重点的な取り組みはニューノーマル(新たな標準)で、このため資産クラスとしての債券に大きな好機はない」と指摘。「景気が底堅さを示している上に大企業と中規模企業の利益は引き続き改善しており、株式にリスクが蓄積されているとはとても言えないのとは対照的だ」と述べた。

原題:China’s Stocks Leaving Bonds in the Dust as Debt War Simmers (1)(抜粋)

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