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きょうの国内市況(9月15日):株式、債券、為替市場

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●日本株は反発、北朝鮮ミサイルに動じず-為替安定も、輸出や金融高い

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  東京株式相場は反発。北朝鮮が日本列島上空を通過するミサイルを発射したが、過度なリスク回避の動きは広がらなかった。為替の安定から輸送用機器や電機、機械、精密機器など輸出株が買われ、証券など金融株、原油市況の続伸を受け鉱業株も上昇。ガラス・土石製品株も高い。

  TOPIXの終値は前日比6.81ポイント(0.4%)高の1638.94、日経平均株価は102円06銭(0.5%)高の1万9909円50銭。

  コモンズ投信の糸島孝俊チーフポートフォリオマネジャーは、「『米国への贈り物』との観点で国連安全保障理事会の制裁決議や同時多発テロ事件が重なる11日、リーマン・ショックの15日が注目されていた」と指摘。北朝鮮がミサイルを発射すれば、下がるとみてショートポジションを組んでいた向きが、「実際に撃たれたが想定したほど下がらず、買い戻しに動いた」とみていた。

  東証1部33業種はガラス・土石製品、証券・商品先物取引、鉱業、精密機器、機械、保険、輸送用機器、電機など28業種が上昇。電気・ガス、陸運、鉄鋼、小売、石油・石炭製品の5業種は下落。

  売買代金上位では、通期業績計画を上方修正したオハラ、大和証券が目標株価を上げたヤーマンが急騰、前立腺がん患者を対象とした臨床試験結果が良好だったアステラス製薬も高い。半面、資生堂や花王、コーセーなど化粧品メーカー、J.フロント リテイリングなど百貨店株中心にインバウンド関連は安い。中国の福建省など一部地方都市で訪日団体旅行を制限する動きが始まった、と日本経済新聞の15日報道を嫌気した。

  東証1部の売買高は19億8644万株、売買代金は2兆8921億円。代金は前日から29%増え7月31日以来の高水準、きょうの大引け時は世界的株価指数のFTSEラッセル指数の銘柄入れ替えに伴うリバランスの影響があった。上昇銘柄数は1363、下落は563。

●債券上昇、地政学リスクや日銀オペ結果で買い優勢-株高・円安が重し

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  債券相場は上昇。北朝鮮によるミサイル発射を受けて安全資産としての買いが先行し、日本銀行が実施した国債買い入れオペで需給の引き締まりが示されたことから、一段高の展開となった。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は前日比8銭高の150円85銭で取引を開始。午後には一時22銭高の150円99銭まで上昇した。結局は19銭高の150円96銭と、日中取引の終値ベースで3営業日ぶりの高値で引けた。

  メリルリンチ日本証券の大崎秀一チーフ金利ストラテジストは、「北朝鮮情勢を巡る材料に対しては反射的にリスクオフで債券が買われやすい」と指摘。「この日は日銀オペの結果も良くて買われた面もある」とし、「日銀が買い入れ量を減らさなければ、なかなか金利は上がらない。国内だけみたら需給は引き締まっていく方向」とみる。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の348回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値から0.5ベーシスポイント(bp)低い0.03%で寄り付き、午後には0.02%まで買われた。

  日銀はこの日、中期と超長期ゾーンの国債買い入れオペを実施。各ゾーンの買い入れ額は前回から据え置かれた。オペ結果によると、残存期間「1年超3年以下」、「3年超5年以下」、「10年超25年以下」の各年限で応札倍率が前回を下回った。一方、「25年超」は上回った。

●ドル・円が反発、北ミサイル発射後の円買い限定-ポンド1年ぶり高値

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  東京外国為替市場でドル・円相場は反発。北朝鮮の弾道ミサイル発射を受けてリスク回避のドル売り・円買いが先行したが、その後は日本株が上昇に転じたのに連れて値を戻す展開となった。

  午後3時半現在のドル・円相場は前日比0.3%高の1ドル=110円57銭。朝方にミサイル発射報道を受けて、110円台前半から一時109円56銭まで急落。その後は徐々に水準を切り上げ、午後には110円65銭まで上昇した。円は主要通貨に対して朝方は全面高となった後、午後に入り全面安に転じた。

  みずほ銀行の唐鎌大輔チーフマーケットエコノミストは、「北朝鮮問題は長年続いてきたが、今後も続くと思う。ドル・円の重しになる」としながらも、「北朝鮮のミサイル発射は、2、3日前から言われていたので、為替市場参加者にとって新鮮味はない」と述べた。

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