鉄鉱石価格:一層の下落リスクにさらされる-1カ月ぶり安値

  • 価格は5月以降で最大の下げ-中国経済への懸念で
  • 供給拡大で鉄鉱石は60ドル台に値下がりするとの見方

鉄鉱石価格が再び下押し圧力にさらされ、60ドル台に下落するリスクがある。中国経済が減速する兆しが示され、世界の鉱山供給が増える一方、中国で冬季に鉄鋼生産能力の削減が計画され、需要がさらに後退する可能性があるためだ。中国は世界最大の鉄鉱石消費国。

  メタル・ブレティンによれば、青島の鉄鉱石(鉄分62%)の価格は14日、3.4%下落し1ドライトン=73.99ドルと1カ月ぶりの安値を付けた。下落率は5月以降で最大。8月に約80ドルに達した鉄鉱石価格は6月以降で初めて2週連続の値下がりとなる可能性が高まっている。

  英バークレイズが鉄鉱石について「余生を過ごしているような状況だ」と指摘するなどネガティブな見通しが相次いで示され、価格は非鉄金属と共に下げている。今週中国で発表された工業生産と小売売上高は同国の成長ペースが予想外に減速していることを示唆した。大気汚染軽減に向けた中国の生産能力削減が需要に打撃を与えると予想される中、ブラジルとオーストラリアからの鉱山供給がさらに拡大していることも鉄鉱石価格を脅かしている。

原題:Iron Ore at Risk of Further Losses as Price Slumps to Month Low(抜粋)

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