フィデリティの運用担当、銘柄選択の難しさ嘆く-米上場企業減少で

  • 「ロープライスド・ストック・ファンド」の運用担当者がコメント
  • 「公開企業の数が半減したことが大きなフラストレーション」

四半世紀にわたりベンチマークを大幅に上回る投資リターンを上げている「フィデリティ・ロープライスド・ストック・ファンド」だが、運用担当のジョエル・ティリングハスト氏は銘柄選定がますます難しくなっていると言う。投資対象となる銘柄が減っているのだ。

  同氏はブルームバーグテレビジョンとの14日のインタビューで、「公開企業の数が半減したことが大きなフラストレーションだ」と語った。米上場企業数は合併・買収(M&A)の影響や新規株式公開(IPO)の減少により、1996年の8000社余りから2016年には約4400社に減った。

  小型株運用を専門とするティリングハスト氏は、「勝者総取りの独占・寡占的市場という特徴が強まっている」と指摘し、米経済の性質が変わりポートフォリオマネジャーとしての自身の仕事が一段と厳しくなっていると語った。「ベンチマークとしているラッセル2000指数の構成銘柄では、勝ち組より負け組の方が多い」とも話した。

フィデリティのファンドマネジャー、ジョエル・ティリングハスト氏

Source: Bloomberg)

  ブルームバーグ集計のデータによれば、フィデリティ・ロープライスド(運用資産380億ドル=約4兆2000億円)の8月末までの25年間のリターンは年プラス13%。ラッセル2000指数は年プラス9.7%。

原題:Fidelity Stockpicking Ace Bemoans the Shrinking Stock Pool (1)(抜粋)

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