トランプ米大統領のバージニア州事件巡る発言に共和党上院議員が批判

  • 白人至上主義者と反対派の衝突事件後の発言を大統領は再び弁明
  • トランプ氏:アンティファの中にも「かなり悪いやつらはいる」

トランプ米大統領317729995

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

トランプ米大統領は14日、白人至上主義者と反対派を再び同列に扱う発言を行っことから、上院共和党で唯一の黒人議員であるティム・スコット氏から批判を浴びた。スコット議員は前日、トランプ大統領と人種問題について議論していた。

Senator Tim Scott, a Republican from South Carolina, questions Steven Mnuchin, U.S. Treasury secretary, not pictured, during a Senate Finance Committee hearing in Washington, D.C., U.S., on Thursday, May 25, 2017. Mnuchin yesterday urged members of Congress Wednesday to increase the U.S. debt ceiling before taking their August recess, as the Trump administration warned that tax receipts were coming in slower than expected. Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

ティム・スコット氏

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  トランプ大統領は大統領専用機内で記者団に対し、「アンティファ」と称される反ファシスト勢力の中の「かなりひどいやつら」の行動は、バージニア州シャーロッツビルで8月に起きた衝突で白人至上主義者と反対派の双方に責任があるとした自身の見解の正当性を立証したと指摘した。この事件では、ネオナチなどに抗議する女性1人が死亡した。

  大統領はスコット議員との会談に関する質問に対し、「特にアンティファの出現を踏まえ、そこで何が起きているかを考えれば、もう一方の側にもかなり悪いやつらはいると思う。私が述べたのは基本的にそういうことだ」と語った。さらに、シャーロッツビルでの衝突後、「『トランプ大統領の発言はもっともかもしれない』と多くの人が話したり記してきた」とも述べた。

  これを受け、スコット議員は14日に失望感を表明。同議員の事務所は「ローマは1日にして成らずであり、30分の会談1回で大統領のレトリックが変わると期待するのは非現実的だ。アンティファは悪く非難されるべきだが、白人至上主義者はこれまで数世紀にわたり黒人を殺し、ひどく苦しめてきた。現実的な比較はあり得ない」との見解を示した。

原題:Trump Draws GOP Senator’s Rebuke After New Comment on Protests(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE