香りと共に旅しよう-ドバイ好きのマローン氏が語る世界を楽しむ秘訣

  • 経験で学んだのはホテルが最初に用意した部屋には泊まらないこと
  • 時差ぼけ対策は動き続けること-NYなら「デュアン・リード」へ

Bottles of fragrance on display at a Jo Malone Ltd.

Photographer: Qilai Shen / Bloomberg

香水の世界で知らない人はいないジョー・マローン氏は、自身の名前を冠したキャンドルと香水のブランドを1994年を始めた。「ジョーマローン」を米エスティローダーに売却した後、マローン氏は第2のブランド「ジョーラブズ」を手掛け、最初のブランドと同様にユニセックスなフレグランスをさまざまな商品で展開している。

  マローン氏(54)が最近投入したフレグランス・ペイントブラシは、「トラベルフレンドリー」な商品で、ジェル状でどこでもいつでも香りを楽しむことができる。「毎年、どれくらいの距離を飛んでいるのか全く分からないけれど、月に2、3回は飛行機に乗る」というマローン氏が最も好きな航空会社はエミレーツ。「チェックインから飛行機を降りるまで全て」が気に入っているという。夫と息子と共にロンドンで暮らす彼女に、旅を楽しむ秘訣(ひけつ)を聞いた。

旅を楽しむため慣れ親しんだ軽い香りを選ぼう

フォトグラファー:Kristina Strasunske / Moment RF


除菌用のハンドローション

  飛行機に乗り込む際に持って行くが除菌用のハンドローションだ。だが手に付けるのではない。鼻の下にちょっぴり付けるのだ。ばい菌を吸い込むのを防ぐ効果が期待でき、機内でいつもそうしている。

ホテルが最初に勧める部屋には泊まらない

  ドバイに夜遅く着きホテルに入りすぐ眠ろうとしたが、午前4時半まで天井から足音が聞こえていたことがあったという。「朝起きてみて部屋の真上がバーだと気付いた」マローン氏は、ホテル側に部屋替えを頼んだところ「満室で変更はできない」と言われたのだそうだ。

  全くのでたらめであることは明白で「ホテルを代える」と伝えたところ、「空いている部屋は多くはありませんが、ご家族と一緒に楽しんでいただきたい」部屋があるとの返事。新たに用意された部屋は、自宅より大きなペントハウスで、人工島のパームも見下ろせたという。そこに1週間滞在。「それからホテル側が最初に用意した客室をすぐ受け入れることはなく、いつも部屋を確認」することにしたのだ。常に効果はあるそうだ。

香りは力強い支えに

  「息子のジョシュが本当に小さかったころ、ベッドに入る前にフレグランスを使っていた」と話すマローン氏。かんきつ系の軽いコロンだったという。「旅行の時、パジャマに付けたその香りをかぐと、眠る時間だと考えてくれた」のだそうだ。

  「飛行機の上昇や下降で耳がおかしくなったら、少し強めの香りをかげば脳がパニックに陥ることを防ぐことができ」、「苦痛を感じたら、例えば本当に強いラベンダーの香りをかげば、頭がそれに集中し、それほど強い痛みを感じないで済む」という。

必須の枕

シカゴで手に入れた旅行用枕

ソース:XpresSpa

  マローン氏は「いつも折り畳みできる旅行用枕を持って行く」。シカゴの空港のスパで手に入れたという。「丸めれば中の手を入れて山の旅行では暖も取れ、首や膝に当てることもできるし、座る際に使えば背中の支えになる」という重宝な代物だ。

時差ぼけ対策

  「目的地に着いた最初の夜は動き続けること。映画観賞など座っているのはもってのほか」で、「最悪なのはスパには入ること」。眠らないために「とにかく忙しくしている」必要があるという。時間にもよるが「ニューヨークに到着したら、ドラッグストアのデュアン・リードに行けば面白い小物だらけで起きていられる」のだそうだ。

最も好きな空港

  買い物客のことをよく考えて造られている「ドバイが大好き」だと語るマローン氏。「私たち家族が最も気に入っているのは、例えばロンドンに戻る便が遅い時間の場合に利用するラウンジレストランで食べる最高のチキンカレー」だと話してくれた。

ドバイ国際空港

写真家:Matilde Gattoni / arabianEye

お気に入りのお土産

  山岳地帯で乗馬を楽しむため毎年、米モンタナ州に旅するマローン氏。「宝飾品がちりばめられたベルトを毎年買う」のだという。全てカーボーイベルトで、今は9本持っていると語る同氏によれば、マウンテンスカイ・ランチに行く前にボーズマンに立ち寄ると、途中にマードックスという大きな店がある。「そこはトラクターから輝くベルトまで何でも売っていて、家族には不評だけど、私はとにかく大好き」なのだそうだ。

完璧なパッキング

  とにかくきちょうめんだというマローン氏。旅行の際、白いTシャツはジップロックに入れ、ティッシュペーパーを使い、コロンを一吹きし、パッキングするという。着用のため封を開ければ、ラブリーでフレッシュな香りと共に、しわのないパリッとしたシャツが現れるという寸法だ。

原題:The Many Ways in Which a Simple Scent Can Fix Your Travel Woes(抜粋)

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