PE業界の「黄金時代」は続く-元「ジャンク債の帝王」ミルケン氏

「ジャンク債の帝王」と呼ばれたマイケル・ミルケン氏は、金融市場におけるプライベートエクイティ(PE、未公開株)業界の役割は今後も拡大するだろうと述べ、低い利回りに加えて投資家が従来のリスク保護に執着していないことを背景に指摘した。

  かつてジャンク債取引で一世を風靡(ふうび)したドレクセル・バーナム・ランバートを率いたミルケン氏はシンガポールでブルームバーグテレビジョンのインタビューに応じ、「PE業界の黄金時代だ」と述べ、「レバレッジをかけたり、コベナンツ(特約条項)を交わさずに借り入れたりすることができる。株式を保有する投資家にとっては異例の高リターンをもたらすことが可能だ」と続けた。

マイケル・ミルケン氏

Daybreak: Asia." (Source: Bloomberg)

  PE企業は高利回りを求める投資家からの資金流入が相次ぎ、過去最大規模の資金を調達している。調査会社プレキンのデータによれば、ドライパウダーと呼ばれるまだ投資に回していない顧客資金は9630億ドル(約106兆5800億円)に達する。現在は調査会社を運営し、慈善事業を精力的に行っているミルケン氏は、貸し手をネガティブなクレジットイベント(信用事由)から保護する一助となっているメンテナンスコベナンツの減少がPE成長のけん引役だと指摘した。

  ミルケン氏はミルケン・インスティテュート・アジア・サミットで、「PE業界は市場で極めて重要な役割を担っており、PE企業が上場企業以上にビジネスを仕切っている点を考えると、PE業界は今後も重要な役割を担っていくだろう」と述べた。

原題:Michael Milken Says Private Equity’s ‘Golden Age’ Will Continue(抜粋)

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