英中銀、7対2で金利据え置き決定-数カ月内の緩和縮小を示唆

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  • マカファティー、ソーンダース両氏が利上げ主張
  • 景気見通しには引き続き「相当なリスク」ある

The Bank of England.

Photographer: Jason Alden/Bloomberg

イングランド銀行(英中央銀行)は14日、政策金利を過去最低に据え置いた。近い将来に金融緩和措置の縮小が必要になる可能性があるとの認識を示した。

  金融政策委員会(MPC)は7対2で政策金利を0.25%に据え置くことを決めた。ブルームバーグの調査に答えたエコノミスト59人全員が予想した通りだった。マカファティー氏とソーンダース氏が前回会合に続き、0.25ポイントの利上げを主張した。

  MPCメンバーの大半は、景気の展開が予想通りであれば「インフレを持続的に目標水準に戻すため、金融緩和措置の一部解除が今後数カ月で適切となる公算が大きい」との見解で一致した。

  欧州連合(EU)離脱の決定が景気見通しに影を落とす一方で、ポンド安がインフレ加速を招いている。政策判断と併せて発表された中銀のスタッフ予測では、インフレ率は来月に3%を超え、複数年にわたり中銀目標の2%を上回り続ける見通し。ポンドは決定発表後に上昇し、ロンドン時間午後0時45分現在では前日比0.8%高の1ポンド=1.3320ドル。

  中銀は8月の声明を踏襲し、金融政策は市場金利が示唆するよりも「幾分大きく」引き締める必要があるかもしれないと警告。利上げの「ペースは緩やかで幅は限定的」になるとも説明した。

  余剰生産能力は当局の予想よりも速いペースで解消されつつあるもようだとの認識を示した。中銀はスタッフ予測で、7-9月(第3四半期)経済成長率見通しを0.3%とした。

  EU離脱決定を受けた不透明感から企業が投資や賃上げを控え、個人消費見通しにも影響が及びつつある。中銀は、景気見通しには引き続き「相当なリスク」があると指摘した。

  ホッグ委員の後任のラムズデン委員が会合に加わりMPCは3月以降で初めて、フルメンバー9人での採決となった。

原題:BOE Sees Scope for Some Removal of Stimulus in Coming Months(抜粋)
BOE Shifts Hawkish With Hint That Rates Could Rise Within Months(抜粋)

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