香港金融管理局(HKMA、中央銀行に相当)の任志剛(ジョゼフ・ヤム)前総裁は、香港の通貨制度が中国と世界を結ぶパイプ役を果たすことは現実的にできないと指摘した。

任志剛HKMA前総裁
任志剛HKMA前総裁
Photographer: Jerome Favre/Bloomberg

  任前総裁は14日、ブログでの投稿で、香港は世界的な金融センターとしての地位ゆえに変動の激しい資金の動きに経済がとりわけ影響を受けやすいと指摘。中国が資本規制を緩和する中で、このジレンマは深まる一方だろうと予測し、香港株の価格表示と取引を人民元でも行うようにすることが賢明だろうと提言した。

  アジア通貨危機の際に香港ドルと米ドルのペッグ制を防衛したことで知られる任前総裁だが、2012年にはペッグ制の見直しを呼び掛け、香港ドルを急騰させたことがある。

原題:Ex-HKMA Chief Just Cast Doubt Over the Hong Kong Dollar’s Future(抜粋)

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