国内市況の過去の記事はこちらです。指標はここをクリックして下さい。

●日本株は4日ぶり反落、北朝鮮の威嚇やまず-円安一服や中国減速感も

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京株式相場は4営業日ぶりに反落。北朝鮮の威嚇がやまず、為替市場での円安一服や中国経済統計の伸び悩みも影響し、午後の取引で下落傾向が顕著になった。銅価格の続落も響いた非鉄金属のほか、鉄鋼など素材株が安い。電機や精密機器など輸出株、情報・通信株も軟調。

  TOPIXの終値は前日比5.20ポイント(0.3%)安の1632.13、日経平均株価は58円38銭(0.3%)安の1万9807円44銭。

  しんきんアセットマネジメント投信の鈴木和仁シニアストラテジストは、「9日の建国記念日通過でいったん懸念が後退していたところにネガティブな声明が出て、北朝鮮への警戒感が若干高まった」と指摘。連騰の反動で買いの手が止まりやすかった上、国連安全保障理事会の制裁強化で何らかの挑発に出る可能性があり、北朝鮮情勢は「10月10日の労働党創建記念日まですっきりしない」とも話した。

  東証1部33業種は空運や非鉄金属、精密機器、情報・通信、不動産、鉄鋼、証券・商品先物取引、銀行、電機など26業種が下落。石油・石炭製品や繊維、その他金融、鉱業など7業種は上昇。非鉄は、13日のロンドン銅価格の続落が嫌気され、石油や鉱業はニューヨーク原油価格が5週ぶり高値を付けたことがプラスに寄与した。

  売買代金上位ではソニーやコマツが売られ、世界で初めて実用化した燃料電池触媒の業績織り込みにみずほ証券が慎重な見方を示した日清紡ホールディングスは急反落した。半面、モルガン・スタンレーMUFG証券が目標株価を上げた東レ、四半期営業増益のアインホールディングスが高く、防衛関連銘柄の石川製作所は急伸。

  東証1部の売買高は16億6250万株、売買代金は2兆2502億円。上昇銘柄数は683、下落は1231。

●債券下落、リスク回避修正の流れ継続-20年入札結果は無難も買い限定

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  債券相場は下落。米国の税制改革期待などを背景に、先週進んだリスク回避に伴うポジションを巻き戻す動きが根強く残った。この日に実施された20年利付国債入札は無難な結果との見方があったものの、相場を押し戻すほどの買い圧力は見られなかった。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は前日比6銭安の150円88銭で取引を開始。一時は150円92銭まで下げ幅を縮小する場面もあったが、結局、17銭安の150円77銭まで下落して引けた。

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、「地政学リスクへの警戒感がやや後退していることに加えて米国では税制改革への期待も出ており、先週とは逆方向の流れで債券の上値は重くなっている」と指摘。「20年入札は無難な結果になったものの、全体的に買い進まれる展開にはなっていない」と言う。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の348回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1ベーシスポイント(bp)高い0.03%で寄り付き、0.04%まで売られた。

  財務省がこの日実施した20年債入札の結果は、最低落札価格が100円65銭と、市場予想の100円60銭を上回った。一方、投資家需要の強弱を反映する応札倍率は4.15倍と、前回の4.51倍から低下。小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は6銭と、前回の3銭から拡大した。

●ドル・円は一時1カ月ぶり高値、米CPI上昇期待が支え-北朝鮮重し

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京外国為替市場のドル・円相場は一時1ドル=110円台後半まで上昇し、約1カ月ぶりの高値を更新した。米国の消費者物価指数(CPI)上昇や税制改革進展への期待感を背景にドル買い・円売りが先行。その後は、北朝鮮が核兵器を使用して日本列島を沈めるとの声明を受けて伸び悩んだ。

  午後3時46分現在のドル・円は前日比ほぼ横ばいの110円45銭。午前に一時110円73銭まで上昇し、前日に付けた8月16日以来の高値110円69銭を上回った。午後は110円台前半でもみ合う展開。

  クレディ・アグリコル銀行の斎藤裕司外国為替部長は、「昨日からドルを買う強い流れが続いていて仲値にかけて上昇した。米CPIの強弱を見て、ドルの上値を試す可能性はある」と説明。もっとも、「中国の経済指標が今一つだったことと、北朝鮮の『日本を核で沈める』というのが2つ重なった。110円70銭台の重さも嫌気されて、ポジジョン調整から朝の水準に戻っている」と述べた。

  ポンド・ドル相場は同時刻現在、ほぼ横ばいの1ポンド=1.3211ドル。前日には一時1.3329ドルと昨年9月13日以来のポンド高・ドル安水準を付けた。イングランド銀行はこの日、金融政策を発表する。市場では現状維持を見込んでおり、投票内訳(8月は2人が利上げ支持)や議事要旨に注目している。

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE