米政府はロシアのコンピューターセキュリティー会社、カスペルスキーのソフトウエアを米連邦政府の情報システムで使うことを全面的に禁止した。モスクワに本社を置くカスペルスキーがロシア政府や諜報活動に関連している可能性を懸念した措置だ。

  米国土安全保障省のデューク長官代行の13日の通達によれば、連邦政府の全ての機関は使用してきたカスペルスキー製品を30日以内に特定し、使用中止計画を策定するよう求められる。

  同省は「カスペルスキー製品を使うことで生じる情報セキュリティーリスクに基づいた措置だ。カスペルスキーの製品によって得られるアクセスをロシア政府が単独あるいは同社の協力を得て利用し連邦政府の情報や情報システムに不正アクセスしかねないリスクは、米国の安全保障に直接関わる」と指摘した。同社に対し、こうした懸念に対処する機会を与えたとも説明した。

  カスペルスキーは電子メールを通じ、「いずれの政府との間にも不適切なつながり」はないとし、米政府の決定は「ロシアの規制や政策の影響についての主張など、虚偽の申し立てと不正確な前提に基づいている」と批判した。

原題:U.S. Bans Use of Kaspersky Software by All Federal Agencies (1)(抜粋)

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