14日の米株式市場ではS&P500種株価指数が小反落。北朝鮮が再び挑発的な姿勢を示したことなどが手掛かり。ドルも下げた。原油相場は一時、1カ月ぶりに1バレル=50ドルを突破した。

  • 米国株はS&P500種が最高値から下落-ダウ平均は5日続伸
  • 米国債は10年債がほぼ変わらず、CPI統計受け一時は下落
  • NY原油は続伸、世界的なエネルギー需要見通し改善
  • NY金は小幅反発、ドル下落で

  S&P500種は最高値から下落。ただ原油上昇を手掛かりにエネルギー株は上げた。ダウ工業株30種平均は5営業日続伸し、最高値を更新した。米国債市場では10年債が一時下げていたが、終値ではほぼ変わらずとなった。消費者物価指数(CPI)統計でインフレ加速が示され年内の利上げ観測が強まったことから、日中は軟調な展開が続いていた。30年債は、北朝鮮情勢を背景とした逃避需要で上昇した。

  外国為替市場ではドルが主要通貨の大半に対して値下がり。一方でポンドは急伸した。イングランド銀行(英中央銀行)が今後数カ月内に金融緩和を縮小する余地があるとの認識を示したことに反応した。

  サクソ銀行の為替戦略部門責任者、ジョン・ハーディー氏は「政策引き締めテーマが再び浮上している状況に、トレーダーらは実に神経質になっている」と分析した。

  S&P500種株価指数は前日比0.1%安の2495.62。ダウ工業株30種平均は45.30ドル(0.2%)上昇し22203.48ドル。ニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)未満低下の2.19%、30年債利回りは2bp低下の2.77%。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が続伸し、一時50ドルを上回った。世界的に需要が再び増えそうだとの楽観が広がっている。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は前日比59セント(1.2%)高の1バレル=49.89ドルで終了。一時は50.50ドルを付けた。終値では6週間ぶり高値。ロンドンICEの北海ブレント11月限は31セント上昇の55.47ドル。

  ニューヨーク金先物は小幅反発。今週に入って初の上昇となった。ドルの下落が背景。金は米消費者物価指数(CPI)発表直後には一時0.6%値下がりする場面もあった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は前日比0.1%高の1オンス=1329.30ドルで終了。

  中国の工業生産と小売売上高、都市部固定資産投資の伸びが8月に軒並み鈍化。同月の米消費者物価指数(CPI)は前月比0.4%上昇と、前月の0.1%上昇から伸びが加速した。また先週の新規失業保険申請件数は市場の予想外に減少した。

原題:U.S. Stocks Fall as Dollar Weakens and Oil Rallies: Markets Wrap(抜粋)
原題:USTs Bear Flatten Post-CPI, December Fed Hike Odds Edge Over 40%(抜粋)
原題:Oil Breaches $50 as Worldwide Energy Demand Outlook Brightens(抜粋)
原題:PRECIOUS: Gold Advances 1st Time This Week as Dollar Retreats(抜粋)

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