北朝鮮が核兵器を使用して日本列島を沈めるとの声明を発表した。核・ミサイル開発による東アジアの緊張をさらに高めることになり、日本政府は反発している。

  朝鮮中央通信(KCNA)は14日、「日本列島は核爆弾により海に沈められなければならない。日本はもはやわが国の近くに存在する必要はない」とする北朝鮮の朝鮮アジア太平洋平和委員会による報道官声明を伝えた。

  菅義偉官房長官は同日午前の記者会見で、北朝鮮の対応について「極めて挑発的な内容で言語道断であって、地域の緊張を著しく高めるもので断じて容認することはできない」と批判。国連安全保障理事会による制裁決議の履行により、「国際社会全体で最大限の圧力をかけて北朝鮮の政策を変えなければならない」と訴えた。

  北朝鮮は再び弾道ミサイルを発射する兆候を見せていると、日本経済新聞の電子版が14日夜、日本政府関係者の情報として報じた。発射準備中とされる弾道ミサイルは液体燃料式エンジンを搭載、ICBM(大陸間弾道ミサイル)の可能性もあるという。

  北朝鮮は8月28日、日本上空を通過する弾道ミサイルを発射。9月3日には6回目の核実験を強行している。報道官声明は「日本列島をわが国のICBMが飛び越えても正気に返らない日本人に有効な一撃を加える必要がある」と威嚇した。

  一方、聯合ニュースは、韓国統一省が国際機関を通じて北朝鮮に800万ドル相当の人道支援を行うことを検討していると同省の情報を基に報じた。21日に南北協力を巡る会合を開き、決定するという。

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