あなたが保有する米消費者信用調査会社エキファックスの株式について、ウォール街のアナリストがどうすべきか教えてくれるのを待っていたのなら、お気の毒と言うしかない。

  エキファックスは7日、ハッカーが1億4300万人分の米国の顧客情報に不正アクセスした可能性があると発表。それ以降、ブルームバーグが調査するアナリスト16人全員が「買い」や「ホールド」相当の投資判断を維持しているか、少なくとも変えてはいない。「売り」としているアナリストはゼロだ。

  例えば、エバコアISIのアナリスト、デービッド・トグット氏は、顧客にエキファックス株を「積極的に」購入するよう勧めた。今回の事件で同社の長期的な利益が損なわれる可能性は低く、一部のコストは保険でカバーされるとの見方を示した。

  時間がたたなければ分からないが、投資家はまだそうした楽観的な見方を受け入れていない。13日の米株式市場でエキファックス株は前日比15%安と、S&P500種株価指数の構成銘柄で最大の下落率となった。現在、同銘柄のアナリストの投資判断は「買い」が12人で、「ホールド」が4人。

  エキファックスは国民の厳しい批判に見舞われており、米議員は不正アクセスが起きた経緯についてさらなる情報を要求しているほか、同社の被害者への注意喚起などの取り組みに厳しい声が上がっている。

原題:Before Equifax Plunged, and After, No Analysts Dared to Say Sell(抜粋)

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