13日のニューヨーク外国為替市場ではドルが上昇。米税制改革実現への期待感が戻り、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は約1カ月ぶりの3営業日続伸となった。

  ニューヨーク時間午後5時現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.4%上昇。ドルは対円で0.3%上昇して1ドル=110円49銭。ユーロはドルに対し0.7%安の1ユーロ=1.1885ドルと、1.1900ドルを割り込んだ。

  トランプ政権の税制改革の骨子が近く発表になると共和党指導部が明らかにしたことを手掛かりに、ドル指数は朝方の下げを埋め上昇に転じた。ライアン下院議長は新しい税制を来年には機能させる計画だと述べた。

  マンチン米上院議員(民主)は前日にトランプ大統領との夕食会で税制に関し「生産的」な話し合いができたと明らかにした。トロント在勤のトレーダーは、この見解は超党派による合意を示唆するにはほど遠いが、ドル・ショート(売り持ち)の「傷をやや広げる」ものだったと指摘した。事情に詳しい関係者によると、トランプ大統領は議会民主党指導部のペロシ下院院内総務とシューマー上院院内総務を、13日の夕食に招待した。

  ユーロは対ドルで朝方上昇していたが下げに転じ、1ユーロ=1.1940ドルの下に控えていた損切りの売り注文発動でさらに下げた。
    
  ドルは米国債利回りの上昇を追い風に、対円で一時は1ドル=110円69銭と、4週間ぶり高値をつけた。

欧州時間の取引

  インフレが関心を集める中、8月英雇用統計の発表後にポンドが下落。対ドル相場では1ポンド=1.33ドル台を維持できなかった。5-7月は失業率が4.3%と1975年以降で最低となった一方、平均賃金の前年比上昇率は市場予想を下回った。

  投資家はイングランド銀行(英中央銀行)が14日に開く金融政策委員会(MPC)に注目している。前回会合では政策金利据え置きを賛成7、反対2で決定したが、今回もそうなるか、または賛成6、反対3とタカ派に傾き、利上げが近いことを示唆するかどうかが焦点だと、トレーダーらは話した。

原題:Dollar Rallies Amid Tax Reform Talk, Pushing Euro Below 1.1900(抜粋)
Trump Is Said to Plan Dinner With Pelosi, Schumer Wednesday (1)(抜粋)
Dollar Gains Versus All G-10 Peers as Focus Shifts to Inflation(抜粋)

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