ロシア全土で爆破予告のいたずら電話が相次ぎ、空港、学校、政府関連施設やモスクワ中心街の百貨店などから10万人近くが避難した。

  ロシア上院国防委員会のクリンツェビッチ副委員長は電話インタビューで「未曽有の出来事で、紛れもなく組織的な電話テロ」だと指摘。「破壊的なプロセスを仕掛けること、パニックを起こすことが唯一の目的だ」とした。

  モスクワでは爆破予告を受け、大統領府(クレムリン)から赤の広場の反対側にある百貨店「グム」をはじめ、大型ショッピングモール、大学、ホテル、鉄道駅の幾つかから利用者を避難させる騒ぎとなった。モスクワで利用者数最大のシェレメチェボ国際空港は脅迫電話を理由に警備を強化したと、インタファクス通信が伝えた。国営タス通信は匿名の治安当局者の話として、モスクワでは合計約100件の脅迫があり、5万人超が避難したと報じた。

  前日12日にも似たような脅迫があり、国内22都市の205の建物から4万5000人が避難していたと、RIAは伝えた。地元メディアの報道によると、建物の多くは学校や庁舎。大統領府のペスコフ報道官はこの件に関する質問の窓口は治安当局だと述べるにとどめた。ロシアの内務省と治安当局はコメントを控えた。

  予告電話はインターネット電話システムを利用しており、発信元はなかなか突き止められないと、複数の国営通信社は報じた。

原題:Thousands Evacuated Across Russia After Wave of Bomb Threats (1)(抜粋)

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