大西洋上で発生した今期3番目の大型ハリケーンである「ホセ」は、今のところは気象学上の勢力に抑え付けられているものの、甘く見てはいけない。北米からはまだまだ離れており、その可能性が未知数のためだ。

  ホームタウン・フォーキャスト・サービシズの気象学者、ロブ・キャロラン氏は、ホセが「脅威となるとすれば、おそらく来週だろう」とした上で、現時点では「非常に深刻な問題」がホセの発達を妨げていることに触れた。

  ハリケーンは自力では動けない。ホセの進路を左右する高気圧は13日現在、大西洋中部を中心に円を描くようにホセを動かしていると、ウェザー・アンダーグラウンドの共同創業者であるジェフ・マスターズ氏は指摘。前出のキャロラン氏は、この動きによって勢力が衰える可能性があると説明した。

  同時に、こうした円形の進路は簡単に北米直撃コースに変わり得る。その場合はメーン州からフロリダ州にかけ、約18兆8000億ドル(2080兆円)相当の資産がその脅威にさらされることになる。

  「このような動きは予測が難しい」とマスターズ氏は話す。コンピューターモデルは現在、ホセが危害を与えず大西洋に出ていく可能性と、米ノースカロライナ州からカナダのノバスコシア州までのどこかに上陸する可能性の両方を示している。

  米国立ハリケーンセンター(NHC)の発表によると、米東部時間13日午前5時(日本時間13日午後6時)時点でホセはバミューダ諸島の南およそ700キロメートルに位置し、現在の進路にとどまれば15日遅くにはバミューダに強風をもたらす可能性がある。

原題:As Irma Fades, Swirling Jose Eyes $19 Trillion in Property (1)(抜粋)

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