欧州委員会のユンケル委員長は13日、欧州議会で所信表明演説を行い、自由貿易の拡大を推進していく姿勢を示した。英国の欧州連合(EU)離脱とポピュリズムによって欧州がさらされた脅威は抑え込めるとの自信が膨らんでいる様子だ。

  ユンケル委員長はオーストラリアおよびニュージーランドとEUの自由貿易協定(FTA)締結交渉の開始を提案。欧州の戦略的業界に対する外国企業の投資に関して審査する役割をEUに付与することや、ユーロ圏の統合深化を呼び掛けた。

  EUは2016年の「打ちのめされ、傷ついた」状態から回復しつつあると指摘。英国は2019年3月にEUを離脱する決定を後悔するようになると示唆しつつ、離脱は「とても悲しく、悲劇的な節目」になるだろうと語った。

  このほかユンケル委員長が所信表明演説で行った主な提案は以下の通り

  • 経済担当欧州委員とユーログループ議長の役割を統合した欧州財務・経済相の創設
  • EU大統領と欧州委員長の職務を統合した単一のEU大統領選出
  • 欧州サイバーセキュリティー機関の創設

原題:Europe Gets Back in Fight Mode With Trade, Investment Push (2)(抜粋)

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