ドイツ銀行はドイツ国内のリテール事業で集めた資金を米国事業に使う額に上限を設けると約束した。事情に詳しい関係者が明らかにした。同行はドイツ国民の貯蓄を他の事業で活用する認可を欧州当局に求めている。

  上限設定の約束は欧州中央銀行(ECB)と独連邦金融監督庁(BaFin)に対し、預金者の資金が海外でのリスク事業の原資になることはなく安心だと主張するためだと、関係者が計画は非公開だとして匿名を条件に述べた。

  ドイツ銀は旧経営陣の時代に同様の認可を求めたが、却下された。だが関係者によると、今回は同行が上限設定を約束したこともあり、当局は前回に比べ姿勢を軟化させている。関係者は上限の内容を明らかにしなかった。

  ジョン・クライアン最高経営責任者(CEO)はドイツ国内の消費者向け銀行業務を統合しようとしており、実現すればリテール部門であるポストバンクの約1180億ユーロ(約15兆5500億円)に上る預金をドイツ銀の事業に使うことが可能になる。ドイツ銀はポストバンクの売却を決めていたが、クライアンCEOは今年、同計画を撤回した。

  ドイツ銀の担当者、ECB、BaFinの報道官はいずれもコメントを控えた。

原題:Deutsche Bank Said to Pledge Cap on U.S. Use of German Deposits(抜粋)

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