英国では5-7月に失業率が42年ぶり低水準となったものの、生活水準を維持するには十分でないことが明らかになった。

  英政府統計局(ONS)が13日発表した雇用統計によると、5-7月の平均賃金上昇率は前年同期比2.1%と、4-6月と同水準で、市場予想の2.3%を下回った。物価調整後の実質賃金は0.4%低下。英インフレ率は現在3%をやや下回る水準にある。

  こうした数値は利上げ時期を巡るイングランド銀行(英中央銀行)のジレンマを裏付けるものだ。ポンド安に伴う物価上昇で消費者の苦痛が高まる中で、政策金利を過去最低にとどめるべきだとの意見がある。

  一方で雇用者数は過去最多に上り、熟練労働者の不足は深刻化している。5-7月の失業率は4.3%と、1975年以降で最低となった。これは英中銀が想定する均衡失業率よりも低い。

  5-7月の雇用者数は18万1000人増え3210万人。2015年末以来の大幅増加となった。失業者数は7万5000人減の146万人と、ここ2年で最大の減少を記録した。

原題:U.K. Unemployment at 42-Year Low Fails to Spur Wage Pickup、U.K. May - Jul Unemployment Rate 4.3% vs Est. 4.4%(抜粋)

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