NYのジェンガのような高層ビル「56レオナード」とは
James Tarmy-
2008年に「ジェンガ」のようだと形容された高層ビルが完成
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「52B」は4フロアにまたがる3709平方メートルのペントハウス
ニューヨーク市マンハッタンのトライベッカ地区にあるガラス張りの60階建てタワー「56レオナード」はひときわ目立つ。著名建築家ジャック・ヘルツォーク、ピエール・ドム-ロン両氏による建築デザインが発表された2008年、積み木細工を倒さないようにして遊ぶゲーム「ジェンガ」のようだと形容された高層ビルだ。

「56レオナード」
建築を遅らせていた資金面での問題も解決し、レオナード通り53番地のタワーは発表から9年後にようやく完成。50階までの大半には絶景の数十の高級コンドミニアム物件が入っている。入り組んだ構造で混乱するかもしれない。だが最上階付近の数フロアに入るペントハウス10戸は、それ以上に複雑で、目まいがするほどだ。
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このタワーで最も高額なペントハウスは60階全体を占める。ベッドルーム4室にバスルームも4つ。7800平方フィート(約725平方メートル)のこの物件は6月に4800万ドル(約53億円)で売れた。53階と54階のペントハウスの買い手は、両物件を組み合わせて1万1892平方フィートの住宅として6500万ドルで販売している。

「ペントハウス52B」からの眺め
53階にある6400平方フィートのペントハウスは3500万ドル、54階の5492平方フィートの物件には3000万ドルの値が付けられている。57階の5252平方フィートの住宅は2950万ドルだが成約済みだ。このタワーを開発した不動産会社が売りに出しているペントハウスは、1戸しか残っていない。
ペントハウス52B
4フロアにまたがる3709平方メートルの「ペントハウス52B」からは、南北に加え西側の展望も楽しめる。163平方フィートのバルコニーを加えれば、総床面積は4000平方フィートに迫る。価格は1775万ドル。1平方フィート当たり約4585ドルだ。不動産会社ダグラス・エリマンのリポートによれば、ニューヨークでの高級住宅の平均価格は1平方フィート当たり3157ドル。

52Bの「グレートルーム」
ベッドルーム4室とバスルーム4室、ハーフサイズのバスルーム1室のほか、リビングルームとダイニングルーム、それにキッチンを組み合わせた「グレートルーム」が特長だ。

マスターバスルームからの眺望
この建物を共同開発したアレクシコ・グループとハインズは、ペントハウスからの眺めはその価格に値すると言う。共用施設はプールにサウナ、ジム、シアター、ダイニングルーム。このタワーの住人となれば、10階のサンデッキも使うことができる。

共用プール

共用スペース
原題:Step Into a $17.75 Million, 52nd-Floor Tribeca Penthouse (VIDEO)(抜粋)