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●日本株は3日続伸、米政策期待と円安好感-金融や輸出中心買われる

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  東京株式相場は3日続伸。米国の政策進展期待や為替のドル高・円安推移を受け、リスク選好の買いが優勢となった。銀行や証券など金融株、不動産株が上げ、電機や機械など輸出株、化学や非鉄金属など素材株も高い。

  TOPIXの終値は前日比9.88ポイント(0.6%)高の1637.33、日経平均株価は89円20銭(0.5%)高の1万9865円82銭。TOPIXは、8月7日に付けた年初来高値(1639.27)に迫った。

  明治安田アセットマネジメントの杉山修司チーフストラテジストは、「米朝の緊張緩和、米税制改革期待、中小企業を中心とした米景況感の強さといった『三拍子』がそろった。紆余曲折はあろうが、方向感としては年末まで米国株高、ドル高・円安、日本株高だ」との見方を示した。

  東証1部33業種は証券・商品先物取引や不動産、銀行、機械、電機、石油・石炭製品、輸送用機器など26業種が上昇。空運やパルプ・紙、その他金融、精密機器、医薬品などは下落。売買代金上位では、パナソニックや日立製作所、日本電産、信越化学工業が高く、いちよし経済研究所が業績予想とフェアバリューを上げたピジョンは大幅高。半面、新製品発表後のアップル株下落が嫌気され、村田製作所やTDKなど電子部品株の一角は軟調。業績見通しが市場予想を下回ったほか、野村証券の投資判断引き下げを受けた九州電力も安い。

  東証1部の売買高は16億511万株、売買代金は2兆498億円。上昇銘柄数は1314、下落は594だった。

●債券先物続落、リスクオフの巻き戻し続く-オペ結果受けて下げ幅縮小

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  債券市場では先物相場が続落。前日の海外市場でリスク回避を巻き戻す流れから米国債相場が下落し、円安・ドル高が進んだことで売りが先行した。その後、日本銀行が実施した国債買い入れオペの結果を受けて相場は下げ幅を縮小した。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は前日比16銭安の150円82銭で取引を開始。一時は150円79銭と、中心限月ベースで約3週間ぶりの水準まで下落。午後は下げ幅を縮小して始まり、横ばいの150円98銭まで戻す場面も見られ、結局は4銭安の150円94銭で引けた。

  SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジストは、「北朝鮮問題と米国のハリケーンでリスクオフが行き過ぎた分の巻き戻しだ。米国は経済がしっかりしていることも意識された」と指摘する一方、「オペが強い結果になり買い戻しが入った。需給はしっかりしており、売り物の乏しさが感じられた」と言う。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年国債348回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1.5ベーシスポイント(bp)高い0.03%で取引を始め、一時0.035%と8月23日以来の高水準を付けた。その後は0.015%まで戻した。新発5年物133回債利回りも1bp高いマイナス0.105%で開始後、マイナス0.115%まで買われた。新発20年物の161回債利回りは1.5bp高い0.555%から0.55%にやや戻している。

  日銀は中長期ゾーンの国債買い入れオペを実施した。各ゾーンの買い入れ額は前回から据え置かれた。オペ結果によると、応札倍率が残存期間「1年超3年以下」と「5年超10年以下」で低下し、「3年超5年以下」も含めていずれの年限も3倍を下回った。

●ドル・円が下落、年度半期末にらんだ動きが重しに-110円台前半

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  東京外国為替市場ではドル・円相場が下落。北朝鮮を巡る懸念がやや和らいだことやハリケーン「イルマ」の被害が比較的軽微にとどまるとの見方を背景としたリスク回避の巻き戻しが一服。年度半期末を前にした需給的な円買いが重しとなった。

  ドル・円は午後3時15分現在、前日比0.1%安の1ドル=110円02銭。朝方はリスク回避の巻き戻しの流れが続き、一時110円29銭と1日以来の高値を付けた。ただ、その後は9月末を控えた売りが意識される中で上値が重くなり、109円98銭まで水準を切り下げる場面も見られた。

  三井住友信託銀行マーケット金融ビジネスユニット西日本営業推進チームの西田朋広チーム長は、ドル・円について、北朝鮮リスクやハリケーンリスクを受けたリスク回避の巻き戻しで、「まだリスクオンという訳ではない」と指摘。「ドル・円は110円台を回復したが、年度半期末が近づいており、国内実需勢としては北朝鮮リスクが残る中では、円買いを手当てしておきたい面はありそう」と語った。

  ポンドは対ドルで一時0.2%高の1ポンド=1.3315ドルと1年ぶりに1.33ドル台を回復。前日に発表された8月の英インフレが予想を上回る加速を示したことを受けて、年内の利上げ期待が高まっている。

  ユーロ・円相場は同時刻現在、ほぼ横ばいの1ユーロ=131円87銭。午前に一時132円01銭と昨年2月1日以来の132円台に乗せた後は伸び悩んだ。

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