13日の米株式市場では主要株価指数が上昇し、過去最高値を更新した。この日はまたドルが3日続伸となる中で米国債利回りが上昇。朝方には、金融当局の次の動きを見極める上で手掛かりとなり得るインフレ指標が発表された。

  • 米国株は上昇、最高値を更新-アップルは続落
  • 米国債利回りは上昇、生産者物価指数が手掛かり
  • NY原油は5週間ぶり高値に上昇、需要見通し改善で
  • NY金は3日続落、ドルと国債利回りの上昇で

  S&P500種株価指数は小幅に上昇し、この日も最高値更新となった。ただ日中は上げ下げを繰り返す展開だった。ダウ工業株30種平均も終値で最高値を更新した。業種別ではエネルギー株が高い。需要見通しを背景に原油相場が5週ぶり高値に上昇したことが手掛かり。個別銘柄ではアップルが新製品を発表した前日に続いて下げ、指数の重しとなった。米国債利回りはドルとともに上昇。朝方発表された生産者物価指数は上昇し、連邦公開市場委員会(FOMC)が来週の政策会合後に発表する声明で、タカ派寄りの文言が聞かれるとの観測が強まった。

  S&P500種株価指数は前日比0.1%高の2498.37。ダウ工業株30種平均は39.32ドル(0.2%)上げて22158.18ドル。ニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して2.19%。 

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が続伸し、5週間ぶりの高値で引けた。国際エネルギー機関(IEA)と石油輸出国機構(OPEC)がいずれも需要見通しを上方修正した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は前日比1.07ドル(2.2%)高の1バレル=49.30ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント11月限は89セント上昇の55.16ドルで、4月以来の高値。

  ニューヨーク金先物は3日続落し、8月4日以降で最長の連続安。ドルと米国債利回りの上昇が背景。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は前日比0.4%安の1オンス=1328ドルで終了。

  株式相場の好調は一部では懸念を引き起こしつつもあり、相場急落に備えた動きが大きく増えている。米ヘッジファンド運用会社オメガ・アドバイザーズの創業者で、資産家のレオン・クーパーマン氏は、市場の調整が「間もなく」始まる可能性があると指摘。またシティグループは、金融当局による債券購入が今後数カ月に減ることから、高利回り債や株式といったリスクが高めの資産は圧迫されるとの見方を示した。

  エブラヒム・ラーバリ氏らシティグループのエコノミストはリポートで、「金融当局は慎重に措置を進めることから、世界的なテーパリングによる実体経済への直接の影響は穏やかなものにとどまりそうだ」と記した。ただその上で、「われわれの見方では、この世界的なテーパリングで主要な資産価格の調整が引き起こされる重大なリスクはある」と加えた。

原題:U.S. Stocks Push to Records as Oil, Dollar Climb: Markets Wrap(抜粋)
原題:U.S. Equities Hover Near Record High as Oil Climbs: Markets Wrap(抜粋)
原題:Oil Rises to Five-Week High as Outlook for Demand Brightens(抜粋)
原題:PRECIOUS: Gold Futures Decline as Dollar Rebounds, Yields Rise(抜粋)

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