三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、英国の欧州連合(EU)離脱後のEU域内における証券業務拠点の設立場所としてオランダのアムステルダムを選定した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  MUFGは仏パリにも証券業務の支店を開設する。13日にも行われる発表を前に関係者は匿名を条件に話した。ロイター通信は先に、MUFGが数十人をロンドンから新拠点に移すと報じていた。

  オランダで商業銀行業務の免許を保有しているMUFGは、英EU離脱後の証券業務の域内中核拠点としてアムステルダムとパリの両方を検討しているとブルームバーグは7月に報じていた。世界の銀行は英国が2019年に正式に離脱するのを前にEU市場アクセスを維持するため、域内でのオフィス開設や拡充を準備している。

  MUFGとは対照的に、野村ホールディングスや大和証券グループ本社、三井住友フィナンシャルグループなど日系金融機関は英EU離脱後のEU拠点としてドイツのフランクフルトを選択している。MUFGが中核拠点に選んだアムステルダムは、規制当局が高速取引などの分野で技術的専門知識を持ち比較的友好的だと受け止められており、複数の取引プラットフォームを引き付けている。

原題:MUFG Is Said to Pick Amsterdam for Securities Base After Brexit(抜粋)

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