12日の米株式市場で米電子決済サービス会社ファースト・データの株価が一時10カ月ぶり大幅安となった。米KKR傘下の投資会社が保有株を流通市場で売却すると発表した。

  ファースト・データ株は前日比2.5%安の18.38ドルで終了。一時は4.9%安と、日中ベースで昨年11月4日以来の大きな下げとなった。年初来では約30%上昇している。

  ファースト・データが11日遅くに発表した資料によると、米KKR傘下のニュー・オマハ・ホールディングスが8500万株を売り出す。KKRは2007年にレバレッジド・バイアウト(LBO)を通じファースト・データを非公開化。同社株は、フランク・ビシグナノ最高経営責任者(CEO)がJPモルガン・チェースから移籍し就任した13年の2年後に再上場した。

  サンフォード・C・バーンスタインのアナリスト、リサ・エリス氏は12日のリポートで、ニュー・オマハによるファースト・データ株売却後も、KKRは残るクラスB株の主要部分を持ち続けると指摘。その上で、「KKRの10年にわたるファースト・データ投資の出口戦略を巡る不透明感が根強い重しとなっている。事業見通しの改善にもかかわらず、株価がこの3カ月間、18ドルのレンジから抜け出せないでいるのは主にそのためだ」と分析した。
  

原題:First Data Drops After KKR Reduces Stake in Secondary Offering(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE