米投資会社ベイン・キャピタルは、次の北米バイアウト・ファンド向けに94億ドル(約1兆350億円)の資金を約5カ月間で調達した。事情を知る関係者が明らかにした。プライベート・エクイティ(PE)ファンドの資金調達ブームの中、予定額を超える額が集まった。

  詳細は非公開であるとして匿名を条件に関係者が語ったところによると、集まった金額は目標の70億ドルを上回り、投資家との契約により外部調達資金の上限額としていた80億ドルに達した。ベインの従業員は14億ドルを拠出。これは全体の15%に上り、他の投資会社に比べて高い比率だが、ベインでは一般的だという。ベインの広報担当者はコメントを控えた。

  PE投資会社はこのところ、より高い投資利回りを求める投資家からこぞって資金を調達。記録的な額の資金が一部の投資会社に向かい、アポロ・グローバル・マネジメントの資金量は過去最高になった。シルバー・レークは4月、ハイテク業界向け資金プールとして過去最大の150億ドルを集め、その前月には、KKRが北米向けとしては最大の139億ドルのバイアウト・ファンドの設立払込みを完了した。

  ベインは2014年に同社11番目のファンド向けに73億ドルを調達。うち8億ドルを同社自身および従業員が拠出した。ブルームバーグがまとめたデータによると、同ファンドの手数料差し引き後のリターンは16年末時点で年率30%と、同種のファンドのうち上位4分の1にランクするパフォーマンスを上げている。

原題:Bain Is Said to Gather $9.4 Billion for New Fund, Topping Target(抜粋)

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