米アップル:iPhone新型「X(テン)」発表-999ドルから

更新日時
  • 「X」は11月3日発売、「8」と「8プラス」は9月22日発売
  • 発売10周年のアイフォーン、「X」で14年以来の大幅なデザイン改良

アップルは12日、「iPhone(アイフォーン)」の新機種「X(テン)」を発表した。スマートフォンを巡るサムスン電子やグーグル、さらに多くの中国メーカーなどとの競争は激化しており、アップルは新製品投入で対抗する。

  ティム・クック最高経営責任者(CEO)はカリフォルニア州クパチーノの新本社で、ホームボタンのないほぼ全面スクリーンのXを披露した。今年はアイフォーンが発売されてから10周年を迎え、Xは2014年以来の大幅なデザイン改良となる。

アイフォーンX

Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

  Xの販売価格は999ドル(約11万円)から。容量は64ギガバイト(GB)と256GBがある。10月27日から先行注文を受け付け、11月3日に発売する。

  Xは有機EL(OLED)ディスプレーを採用したほか、タッチIDの代わりにロック解除のために3D顔認識センサーを搭載した。背面のカメラは拡張現実(AR)アプリへの対応を改善するため水平ではなく垂直に配列した。アップルは新しいワイヤレス充電パッド「AirPower」も発表し、2018年に発売することを明らかにした。

垂直に配列したカメラ

Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

  アップルの株価は発表後に下落した。昨年度は減収だったが、アイフォーンの新機種投入で売り上げの伸びが再燃するとの期待感から、同社株は今年に入り約40%上昇していた。

  アイフォーンはアップルの売上高の3分の2近くを占め、同社製品・サービスの大部分の要となっている。ただ、Xの価格が1000ドル近いため、消費者には心理的な敷居となる可能性がある。

  アップルは「アイフォーン7」と「7プラス」の後継機種となる「8」と「8プラス」も発表。幾つかの新機能を加えた。

  デザインは前面は7と同様だが、背面はガラスで色はシルバーとスペースグレー、ゴールドの3色。カメラは色の再現性を改良した新しいセンサーを搭載。ARの画像やビデオを認識できる設計。価格は8が64GBで699ドルから。9月15日に先行注文の受け付けを開始し、今月22日に発売する。

原題:Apple Unveils IPhone X With New Display as Rivals Grow (1)(抜粋)
Apple’s IPhone X Has OLED Screen, Glass Back, Facial Recognition(抜粋)

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