超富裕層の増加に伴い、その資産を管理するファミリーオフィスの報酬も増えている。

  UBSグループおよび調査会社カムデン・ウェルスのリポートによれば、ファミリーオフィスの幹部に支払われる報酬が急上昇している。最高経営責任者(CEO)の平均基本給は2017年に前年比約10%増の36万7000ドル(約4034万円)。最高投資責任者(CIO)の平均基本給は同8%増の31万4000ドルとなっている。

  12日付の同リポートによると、ファミリーオフィスの投資利益は2016年に平均7%と、前年の0.3%から大幅に上昇した。これは北米企業の中でもトップレベルのリターンだ。

  UBSで米州向けグローバルファミリーオフィスの責任者を務めるスチュアート・ケスモデル氏は電子メールで、「投資利益の回復は主に2つの要因がある。株価のパフォーマンスが良好だった点と資産配分を変えたことによるリターンの増加だ」と指摘。投資家が債券やヘッジファンドから離れ、「その資金はプライベートエクイティ(PE、未公開株)や事業会社、不動産といった資産をもたらすキャッシュフローに振り向けられた」と続けた。

  全報酬の半分を占めるボーナスを含めると、北米のファミリーオフィスのCEOは平均で63万1000ドルと、地域別で最も高い報酬を得ている。欧州は同49万7000ドルだった。

原題:Family Wealth Advisers Get Richer Right Along With Their Clients(抜粋)

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