MiFID2、ボイスブローカーの最後の砦を浸食も-消える電話取引

市場をより透明にするために欧州連合(EU)で来年導入される新規則、第2次金融商品市場指令(MiFID2)は、電話を使って取引するボイスブローカーの最後の砦を浸食する恐れがある。

  来年1月に発効する同規則の下で、EUのトレーダーらは顧客の取引を最良の価格かつ適切な場所で執行したことを示す大量の情報を提出する必要がある。こうした詳細を参照できるようにするには電話よりコンピューターを使った取引の方が速くて安価だ。

  SEBマーケッツのトレーディング共同責任者、スバント・ヘディン氏は「ボイストレーディングは本当にそれが最も効率的な方法である場合のみに限られるようになるだろう」と話した。

  コンピューター取引が増えるこの時代、買い手と売り手を電話での対話で個人的に付き合わせる慣行は衰退傾向にある。一部市場ではMiFID2が最後の一撃になるかもしれない。例えば、通貨と株式のスポット取引は既に、ほとんどが電子的に行われている。

  アリアンツ・グローバル・インベスターズの通貨トレーディング責任者、アンドレアス・アンシュペルガー氏は「99%の事業において、ボイスでの取引執行は消えるだろう」と話している。

原題:Voice Brokers Beware: New MiFID Rules May Cost You Your Job (1)(抜粋)

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