アマゾンが中国で採用積極化-アリババに対抗し技術者など数百人規模

  • 「アレクサ」デザイナーも含めた幅広い職種で募集
  • アマゾンの中国市場でのシェアはわずかにとどまっている

Signage is displayed on a bag during an Amazon.com Inc. event.

Photographer: Susana González

米アマゾン・ドット・コムは世界最大のオンライン・ショッピング市場である中国でアリババ・グループ・ホールディングから一定のシェアを取り戻すための体制作りとして、同国内でインターネットのソフトウエア・エンジニアからAI(人工知能)アシスタント「アレクサ」のデザイナーに及ぶ職種の人材を数百人規模で採用しようとしている。

  アマゾンは中国勤務のポジションとして同社求人サイトに約400件、リンクトインには900件余りを掲載している。コンテンツの獲得や管理を担う幹部クラスや、販売事業者向け融資サービスとして立ち上げた「レンディングプログラム」事業を拡大するためのリーダー、アリババが運営する「Tモール」の店舗責任者などが含まれる。さらに、中国ではアマゾンのスピーカー「エコー」は販売されていないものの、エコーの頭脳である「アレクサ」を第三者製の製品に搭載できるようにするためのハードウエア・エンジニアの採用も進めている。

  アマゾンは中国の消費者向けに海外の商品を販売し、同国内にクラウド・コンピューティングの顧客も持つが、アリババやJDドットコム(京東)が支配する中国の電子商取引市場では、ごく小さな存在に甘んじてきた。

  アイリサーチを引用した中国工商銀行(ICBC)のリポートによると、中国でのアマゾンの市場シェアは競争激化に伴って縮小傾向。2015年は中国のオンライン総取引額のわずかに1.1%を占めるのみで、16年には0.8%に低下した。

原題:Amazon China Hiring Signals Renewed Ambitions in Alibaba Battle(抜粋)

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