明治ホールディングス傘下の明治はプレミアム商品の生産を増やすため中南米からのカカオ豆の買い入れを増やす方針だ。高価格帯の「ザ・チョコレート」の売り上げは当初目標の2倍に達した。

  明治の菓子マーケティング部専任課長の佐藤政宏氏は8日のインタビューで、「ザ・チョコレート」の過去1年間の売り上げが3000万個に達し、2020年までに最高1億2000万個になるとの見通しを示した。クラフトチョコレートやコーヒー、ワインなどプレミアム商品の購入が拡大していることが背景にあると説明した。

  「ザ・チョコレート」は昨年9月に、カカオ豆の仕入れや焙煎(ばいせん)などチョコレート製造の全過程を自社で行う「ビーン・トゥ・バー」のクラフトチョコレートとして発売され、ブラジルやドミニカ共和国、ベネズエラ産のカカオ豆が使われている。参考小売価格は50グラム当たり237円で、明治の主力商品の「ミルクチョコレート」の2倍だが、同量で1000円以上で販売されている専門店のクラフトチョコレートと比較すると割安だ。

  明治の菓子商品開発部マネージャーの宇都宮洋之氏は「当社の商品は、素材にこだわったチョコレートを求める消費者に嗜好(しこう)品として、しかも毎日食べられる値段で提案している」と述べた。

原題:Meiji to Boost Premium Chocolate Output as Sales Beat Target (1) (抜粋)

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