中国人民元が大幅上昇、一時2015年来の高値-為替規制の緩和観測浮上

  • 人民銀は元レートをより市場に委ねる可能性-UBSアナリスト
  • 8日は一時0.8%上昇、取引時間中では1月以来の大きな上げ

8日の中国人民元は大幅上昇した。中国当局が人民元に関する厳しい規制を緩和しつつあるとの観測が浮上した。

  元は年初から狭いレンジ内の取引にとどまっていたものの、7月以降に5%上昇。四半期で少なくとも10年ぶりの上げ幅を記録する勢いで、市場関係者を驚かせている。中国人民銀行(中央銀行)は過去1カ月の間、元の中心レートを1日平均0.2%引き上げた。4-6月は0.1%だった。そこで問われるのは、ドルが上昇を始める場合にも人民銀が同様の幅で元安を容認するかどうかだ。

  UBSウェルスマネジメントのストラテジスト、テック・レン・タン氏は、「人民銀がドル・元レートに対する規制を緩め、為替レートをより市場の力に委ねる可能性がある」と述べた上で、「これは年末年始にかけての景気動向に照らして考えられるべきだ。人民銀の元下支えが弱まれば、ドル・元相場のボラティリティーが上昇し、元安期待が再び高まるだろう」と語った。

  8日の取引で元は一時0.8%上昇し、2015年1月以来の高値となる1ドル=6.4350元に達した。取引時間中としては1月以来の大幅上昇。上海時間午後5時40分(日本時間同6時40分)現在は6.4579元で推移している。

原題:Yuan Surge Feeds Speculation Policy Makers to Loosen Control (2)(抜粋)

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