1世紀余りで最大の地震が7日深夜にメキシコを襲い、同国政府によると少なくとも58人が死亡した。首都メキシコ市でも建物が揺れ、数千人が死亡した1985年の地震の悪夢を思い起こさせた。

  ただ地震は首都から離れた南部の太平洋沿岸沖で起きており、犠牲者は現時点で85年地震のような規模にはならない見通し。

  今回の地震で既に経済成長が低迷している同国経済が打撃を受ける恐れがあるとの懸念から、メキシコ・ペソ相場は下落した。

  地震は7日午後11時49分(日本時間8日午後1時49分)ごろ、チアパス州沖で発生。米地質調査所(USGS)とメキシコ国立地震学サービス(NSS)によれば、マグニチュード(M)は8.2で、85年地震のM8を上回った。

  メキシコ市長は同市が地震に良く持ちこたえたようだと述べた。8日午前のラッシュアワー時に車両は通常より少なかったが、公共交通機関は平常通りの運行となった。ペニャニエト大統領は最大でM7の余震の可能性を警告し、学校は休校した。

  メキシコ石油公社(ペメックス)はチアパス西方のサリナクルスにある同社最大の製油所の操業を停止した。同社は電子メールで、操業停止が一時的で、設備が再開の過程にあると述べた。具体的な予定は示していない。

  ペソは地震発生が最初に伝えられた後、対ドルで一時0.4%安。午後0時半時点は0.2%安。

原題:Strongest Quake in Century Hits Mexico, at Least 58 Dead (1)(抜粋)

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