米国で1.43億人分の顧客情報流出の恐れ-サイバー攻撃で

  • 消費者信用調査会社での不正アクセス、米人口の半分近くに相当
  • 名前や住所、社会保障番号のほか一部の運転免許証番号も流出か

High End Data Cables Feed Into Servers

Bloomberg

3大消費者信用調査会社の一つである米エキファックスはサイバー攻撃に遭い、米国の人口の半数近くに相当する顧客情報が流出した恐れがあると発表した。

  7日の発表資料によると、ハッカーは同社ウェブサイトのアプリの弱点を突き、顧客1億4300万人分の名前や住所、社会保障番号に加え、一部の例では運転免許証の番号に不正アクセスした可能性がある。発表を受けて同社株は7日の通常取引終了後の時間外取引で下落した。

  同社はウェブサイト(www.equifaxsecurity2017.com)を開設し、自分の情報が流出したか顧客が知ることができるようにしたほか、無料の信用情報監視や個人情報の盗難保護を提供している。

  不正アクセスがあったのは5月半ばから7月までで、18万2000人分の個人を特定する情報を含んだ文書や約20万9000人分のクレジットカード番号も流出した可能性があるという。米連邦捜査局(FBI)は声明で、今回の事件について把握しており、必要に応じて状況を追跡すると明らかにした。

  英国とカナダに住む一部個人の情報にも影響があり、エキファックスは両国の規制当局と協力していると説明した。同社が不正アクセスを確認したのは7月29日で、調査はおおむね完了したが現在も続けており、向こう数週間に終了する見通しだとしている。

  リチャード・スミス最高経営責任者(CEO)は「当社にとって失望すべき出来事であるのは明らかで、事業の根幹を直撃するものだ。消費者や企業顧客の心配や不満に陳謝する」とコメントした。

原題:Equifax’s Historic Hack May Have Exposed Almost Half of U.S. (1)(抜粋)

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