GE株は一段安の展開に、既に640億ドル吹き飛ぶ-JPモルガン

  • 株価は今年に入り21%下落、時価総額は約2160億ドルに縮小
  • GEは17、18両年の利益見通しを大幅に引き下げる公算大-トゥザ氏

A wind turbine used for training and research stands outside the General Electric Co. (GE) energy plant.

Photographer: Luke Sharrett/Bloomberg

米複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE)の株価は一段安の展開になると、JPモルガン・チェースが予想した。年初からの株価下落で既に時価総額で640億ドル(約6兆9300億円)相当が失われている。

  JPモルガンのアナリスト、スティーブ・トゥザ氏は7日のリポートで、GEが幾つかの主要事業の脆弱(ぜいじゃく)性改善に取り組む中、株価は24ドル付近に抑えられる公算が大きいと指摘。「投資可能な公正価格として10ドル台後半のどこか」を見込んでいると述べた。同日の米株式市場でGE株は24.02ドルで終了。2012年7月以来、終値ベースで20ドルを割り込んでいない。

  GEはジョン・フラナリー新最高経営責任者(CEO)の下、17、18両年の利益見通しを大幅に引き下げる可能性が高いとトゥザ氏は予想。同氏はGEについて一貫して弱気な見方を示してきた。ジェフリー・イメルト氏の後任としてCEOに先月就任したフラナリー氏は、11月に今後の方針を示す前に投資家との会合を開き、会社全体の徹底的な見直しを行うと表明している。

  トゥザ氏はGEの利益見通し引き下げの可能性について、「将来の伸びが不透明で現実的には平均を下回るとの見方に伴うリセット」と分析。「現実への調整で、循環的なものではない」と説明した。GEの投資判断は「アンダーウエート」、目標株価は22ドルに据え置いた。

  GE株は年初から今月6日までに21%下落。時価総額は2800億ドルから約2160億ドルに縮小している。

原題:GE’s Slump to Deepen Even After $64 Billion Slide, JPMorgan Says(抜粋)

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