米上院は7日、152億5000万ドル(約1兆6500億円)規模のハリケーン「ハービー」被害救済法案の一環として、12月8日まで債務上限の適用を停止し政府運営資金を確保する案を可決した。同案はトランプ大統領と民主党指導部の合意に基づく。共和党はより長期の適用停止を求めていた。

  採決結果は賛成80、反対17。同法案は下院に送付されるが、ハリケーン被害救済の緊急性から共和党内の反対派さえも可決を予想している。

  民主党との合意を受け入れたトランプ大統領の決断は、より長期の運用停止を主張していたムニューシン米財務長官と共和党の議会指導部にとって打撃となった。不意打ちを食らった形の共和党議員の間には党指導部とトランプ大統領に対する憤りと失望感が広がった。

  次回の債務上限を巡る争いは、財務省がいわゆる特別措置を活用できることから来年になりそうだ。ジェフリーズのウォード・マッカーシー、トーマス・サイモンズ両エコノミストは、税還付支出が「比較的多い」場合は2月にも債務上限の期限を迎えると予測。ゴールドマン・サックス・グループのレポートは、次回は3月までに債務上限への対処が必要になると分析している。

原題:Senate Passes Debt-Limit Deal Trump Struck With Democrats (1)(抜粋)

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