トランプ米大統領は7日、連邦債務上限の撤廃が「正当である理由は多くある」と述べた。上院民主党指導部は、債務上限を巡る対立が繰り返されるのを終わらせる策について、大統領との合意を模索し始めた。

  トランプ氏は「長年、債務上限を完全に撤廃することが議論されてきた。それが正当である理由は多くあるため、当然ながらそれについて協議が行われるだろう。昨日の会合でもわれわれはそれについて話し合った」とホワイトハウスで記者団に語った。

  民主党のシューマー上院院内総務とトランプ大統領は6日のホワイトハウスでの会談で、米国をデフォルト(債務不履行)の危険にさらす駆け引きを恒久的に終わらせるための交渉を行うことで合意した。協議に詳しい関係者が明らかにした。

  債務上限の撤廃は、シューマー氏がトランプ大統領、ペンス副大統領、民主党のペロシ下院院内総務、議会共和党指導部との会合で切り出し、大統領は3カ月間の債務上限適用停止とハリケーン「ハービー」の被害救済法案を抱き合わせる案で民主党側に付いた。

  トランプ氏は「債務上限の神聖さをわれわれは非常に強く尊重している。チャック(シューマー氏)もナンシー(ペロシ氏)もわれわれ皆そうだ。従ってこれが問題となることは決してないだろう」と述べた。

  大統領は、ライアン下院議長やマコネル上院院内総務ら共和党指導部の名前は挙げなかった。マコネル氏の事務所はコメントを控えているが、共和党上院ナンバー2のコーニン院内幹事は7日、債務上限の撤廃には反対だと述べた。

原題:Trump Sees ‘Lot of Good Reasons’ to Get Rid of Debt Ceiling (3)(抜粋)

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