ECBいよいよ「意思決定局面」-出口巡り協議開始、10月以降発表か

  • 7日午後1時45分に政策決定発表、45分後にドラギ総裁の会見を予定
  • フォワードガイダンスが変更されるかどうかが焦点となる

ドラギECB総裁

Photographer: Alex Kraus

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が、長らく避けようとしてきたテーマについてようやく口を開く機会が訪れた。

  事情に詳しい複数の関係者によれば、資産購入プログラムの段階的な縮小に向けたさまざまなシナリオがECBの政策委員会に提示され、金融刺激策の将来の道筋を巡る議論がスタート。低インフレを懸念し、出口を示唆した場合の市場の動揺を警戒するドラギ総裁は、何カ月も討議を先延ばしにしてきたが、今やあまり長く決定を遅らせれば、投資家を神経質にするリスクが高まる状況となっており、漸進的に事が進むという保証を与えながら量的緩和(QE)の縮小を開始する方法を見つけるという困難な仕事に対応せざるを得ない。

  ドラギ総裁は政策正常化に関する議論の口火を切ることで、秋に協議を開始するとした7月時点の約束を果たしたが、金融政策の次の手が発表されるのは10月の政策委以降に持ち越しとなりそうだ。クレディ・スイスでグローバル・マクロ分析責任者を務めるビヨルン・エーベルハルト氏は「意思決定局面に彼らは入りつつある。さまざまな角度からの検討が必要であり、来年半ばにかけて争点になると予想される債券不足の問題も存在する」と指摘した。

  ECBはフランクフルト時間7日午後1時45分(日本時間同8時45分)に政策決定を発表し、45分後にドラギ総裁が記者会見を行う。ブルームバーグのエコノミスト調査では、政策金利と資産購入目標はいずれも現状維持が予想されており、フォワードガイダンスが変更されるかどうかが焦点となる。

  

  

原題:Draghi Kicks Off the QE Exit Debate He Has Long Sought to Avoid(抜粋)

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