米バランスシート政策巡る不安後退か-債務上限合意で市場安定に期待

A U.S. flag flies on top of the Marriner S. Eccles Federal Reserve building in Washington, D.C., U.S.

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

フィッシャー米連邦準備制度理事会(FRB)副議長の突然の辞意表明は、コーン国家経済会議(NEC)委員長が次期FRB議長に起用される公算が小さくなったとの報道と相まって、米金融当局の指導部交代を巡る不透明感を強める結果となった。

  しかし、金融当局の差し迫った政策を展望する上で最も重要な6日のニュースは、ほぼ間違いなく、連邦債務上限の適用停止の3カ月延長でトランプ大統領と議会が合意したことだろう。

  ここで金融当局が既に4兆5000億ドル(約491兆円)のバランスシート縮小に向けて、満期を迎える証券の再投資を徐々に減らす計画を打ち出し、実行を待つだけの状態であることを思い出してほしい。

  債務上限問題が合意によってクリアされたおかげで、米国債市場は今後数週間にわたり順調に推移する見通しが確実となり、来月にもバランスシート縮小に着手することへの安心感が当局者の間で強まると考えられる。次回の政策決定は今月20日に予定され、フィッシャー副議長にとって最後の機会となる。 

原題:Fed Leadership Questions Aside, Policy Outlook Getting Clearer(抜粋)

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