5段階で最強の「カテゴリー5」の勢力でカリブ海諸島と米領プエルトリコを襲ったハリケーン「イルマ」は、引き続きフロリダ州マイアミを直撃する進路を取っている。イルマによる被害額は米国史上最悪となる恐れがある。

  米国立ハリケーン・センター(NHC)によれば、イルマは米東部時間7日午後2時(日本時間8日午前3時)時点でドミニカ共和国プエルトプラタの北東約65マイル(約105キロ)を通過中で、10日にフロリダ州を直撃する見通し。この予報を受けて、オレンジ果汁や天然ガスなどの商品、保険株など広範囲にわたり市場が混乱した。英バークレイズはイルマに関連した保険会社の支払額について、最悪のケースで1300億ドル(約14兆1000億円)に達すると試算。イルマはその後大西洋に出て、11日にジョージア州サバナやサウスカロライナ州チャールストンの付近に再上陸する恐れもある。

  ウェザー・カンパニー社のトッド・クロフォード氏は「マイアミを含むフロリダ州南東部沿岸は9日夜と10日午前に、深刻な被害をもたらしかねない高潮が発生すると予想される」と述べた。

ハリケーン・イルマ(9月6日)
ハリケーン・イルマ(9月6日)
出典:AP写真によるNOAA

原題:Irma on Collision Course With Miami After Wrecking Caribbean (1)(抜粋)

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