米国株:反発、債務上限やハリケーン救済などの合意で一段高

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Traders work on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S.

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

6日の米国株式相場は反発。債務上限適用停止の延長と12月中旬までの政府運営資金の確保で、トランプ米大統領と議会指導部が合意したことが追い風となった。

  S&P500種株価指数は前日比0.3%上げて2465.54。ダウ工業株30種平均は54.33ドル(0.3%)高の21807.64ドルだった。

  北朝鮮を巡る緊張の継続、カリブ海を通過中のハリケーン「イルマ」、フィッシャー連邦準備制度理事会(FRB)副議長の辞表提出などがあったにもかかわらず、相場は落ち着きを取り戻した。ハリケーン「ハービー」の被害救済と抱き合わせにした大統領との合意が民主党指導部から発表されると、S&P500種は上昇の勢いを強めた。

  この合意で金融市場ではリスク要因の一つが後退したが、未解決の問題はまだ山積している。CIBCのエコノミスト、ロイス・メンデス氏は、フィッシャーFRB副議長が任期満了を待たず10月半ばに辞任することは、「すでに不透明だったFRBリーダーシップの見通しに、一層の不安をもたらすもの」だと指摘した。

  S&P500種の業種別11指数では、原油高を背景にエネルギーが最も大幅に上昇。電気通信サービスは下落した。

  個別銘柄では、HCAホールディングスやテネット・ヘルスケアが下落。RBCのフランク・モーガン氏はリポートで、これら病院運営会社はフロリダ州でのエクスポージャーが高く、イルマの影響で何らかの混乱に陥るリスクがあると指摘した。

  イルマがカリブ海地域に損害を及ぼす可能性を嫌気し、クルーズ株も安い。世界最大のクルーズ船運航会社、カーニバルは今年に入って最大の下げとなった。

原題:Stocks Rise, Treasuries Fall on Debt-Ceiling Deal: Markets Wrap(抜粋)
U.S. Stocks Shrug Off Storms and Global Threats: Markets Wrap(抜粋)
HCA, Tenet Healthcare Are Among Most at Risk From Irma, RBC Says(抜粋)
Cruise Stocks Plunge as Hurricane Irma Threatens Caribbean (1)(抜粋)

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