分散型台帳技術、日銀ネットとほぼ同水準の性能-ECBと実証実験

  • 有益な結果得られたが現時点では大規模システムへの応用には適さず
  • 一部機能を効率的かつ安全に再現できるか実証実験

A Japanese national flag flies outside the Bank of Japan (BOJ) headquarters in Tokyo, Japan.

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

日本銀行は6日夜、欧州中央銀行(ECB)と共同で行った分散型台帳技術(DLT)に関する調査結果を発表した。現行の即時グロス決済システム(RTGS)である日銀ネットとほぼ同水準の性能を示せることが確認された。

  日銀は「将来に向けて有益な結果が得られた」と評価した。ただ技術として成熟していないため、現時点では日銀ネットのような「大規模なシステムへの応用には適さない」としている。

  日銀とECBは昨年12月、金融市場インフラへのDLTの応用可能性を調査するための共同調査プロジェクトを立ち上げた。第1段階として日銀とECBが運営する決済システムの一部機能を、DLTを使って「効率的かつ安全に」再現できるか実証実験を行った。

  分散型台帳技術はビットコインなど仮想通貨で用いられ、特定の帳簿管理者を置かず参加者が同じ帳簿を共有しながら資産や権利の移転などを記録する情報技術。

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