米の北朝鮮制裁決議案、石油禁輸や労働者受け入れ禁止を含む-関係者

  • 金正恩委員長の資産凍結案も含むと外交官1人が匿名で語る
  • 拒否権を持つ中ロが反対する中、米国は11日の採決を望んでいる

金正恩朝鮮労働党委員長

米国は、北朝鮮への原油禁輸と同国の繊維製品の輸出禁止、同国からの労働者の受け入れ禁止を盛りこんだ追加制裁の決議案を国連安全保障理事会の理事国に配布した。国連の外交官1人が明らかにした。

  決議案には金正恩朝鮮労働党委員長の資産凍結も含まれており、全15理事国に配布された。内部情報であることを理由に、同外交官が匿名で語った。米国は11日の採決を望んでいる。

  これまでで最も厳しい内容の制裁案を取りまとめる動きに対しては、拒否権を持つ常任理事国の中国とロシアの首脳が反対の姿勢をあらためて示していた。トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は6日、北朝鮮危機の収束に向け45分の電話会談を行った。

  トランプ大統領は習主席との会談後に記者団に「われわれは北朝鮮で起こっていることを容認しない」とし、両首脳が「非常に率直で強い」話し合いをしたと語った。米国による軍事行動の可能性についての質問には「第1の選択肢ではないが、状況を見守る」と答えた。

  一方、習主席は朝鮮半島非核化への中国のコミットメントを再確認、トランプ大統領は北朝鮮の金委員長に影響力を行使する中国の役割を強調した。中国の国営メディアが会談の概要を公表した。

  米中首脳の電話会談に先立ちロ韓首脳会談が開かれ、ロシアのプーチン大統領は、北朝鮮への原油供給停止が同国民を苦しめると懸念を示した。韓国の文在寅大統領は北朝鮮制裁強化への支持をロシアに求めていた。

  

韓国・ロシア首脳が会談、記者会見

(出所:Bloomberg)

原題:U.S. Is Said to Seek a Ban on Crude Oil to North Korea at UN (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE