きょうの国内市況(9月6日):株式、債券、為替市場

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●TOPIXが3営業日ぶり小反発、サービスなど内需堅調-金融株重し

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  東京株式市場ではTOPIXが3営業日ぶりに小幅反発。日経平均株価に新規採用されるリクルートホールディングスなどサービス株が上げ、食料品や小売、陸運、倉庫株など内需セクターが堅調だった。半面、米国長期金利の急低下を嫌気し、銀行や保険など金融株は安い。

  TOPIXの終値は前日比1.29ポイント(0.1%)高の1592.00。日経平均株価は27円84銭(0.1%)安の1万9357円97銭と3日続落。

  ニッセイアセットマネジメントの久保功株式ストラテジストは、北朝鮮情勢は9日の建国記念日まで「何が突発的に起こるか分からず、買いづらい」とした上で、「米長期金利の低下はリスク回避の動きや米金融政策のハト派的可能性などを織り込んでいるが、地政学リスクが一時的要因なら、いずれまた戻っていく」と指摘。このため、日本株も当面は「現状程度で横ばいが予想され、本格的調整に入ったとは思っていない」と話した。

  東証1部33業種は倉庫・運輸、サービス、鉄鋼、精密機器、機械、食料品、小売、陸運、化学など17業種が上昇。証券・商品先物取引、銀行、ゴム製品、保険、パルプ・紙、その他金融、輸送用機器など16業種は下落。売買代金上位では、日経平均採用が決まったリクルトHのほか、大和証券が投資判断を上げたコマツが高い。半面、日経平均から除外される北越紀州製紙と明電舎は急落、同指数への採用候補の1社だったサイバーエージェントも失望売りで安い。

  東証1部の売買高は16億6553万株、売買代金は2兆2100億円。値上がり銘柄数は1166、値下がりは746だった。

●債券上昇、米債高や日銀オペ受け買い優勢-入札控えた超長期債が重し

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  債券相場は上昇。前日の米国債相場が大幅上昇した流れを引き継いで買いが先行し、その後は日本銀行が実施した長期ゾーンの国債買い入れオペの結果を受けて一段と買われた。

  長期国債先物市場で中心限月9月物は前日比2銭高の151円24銭で取引を始め、いったん151円30銭まで上昇した。その後、151円24銭まで戻す場面もあったが、午後1時半以降に151円32銭まで買われ、結局は4銭高の151円26銭で引けた。

  SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジストは、「円債は需給的に先行して金利が低下していたため、米債が大きく買われた割には動きが鈍いが、13日の長期ゾーンのオペぐらいまでは需給面を意識して金利は低下含み」と指摘。「きょうの日銀オペも、売りたい人が売りたい水準で落札できた感じだ」と言う。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の348回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値から横ばいの0.01%で推移した後、午後に入って0.5ベーシスポイント(bp)低い0.005%を付けた。

  前日に堅調だった超長期ゾーンは、30年債入札を翌日に控えて上値の重い展開だった。新発20年物161回債利回りは0.5bp低い0.515%と昨年12月以来の低水準で取引を始めたが、すぐに0.52%へ戻した。新発30年物55回債利回りは0.5bp高い0.805%で推移している。

●ドル・円が一時1週間ぶり安値、108円割れリスクを指摘する声も

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  東京外国為替市場では、ドル・円相場が午前の取引で1週間ぶりの安値を付けた。北朝鮮情勢や米国の自然災害と政治的混乱に対する警戒感、米金利の低下などが相場の重しになっている。市場関係者からは、昨年11月以来となる1ドル=108円台割れの可能性を指摘する声も出ていた。

  ドル・円は午後3時26分現在、前日比0.1%安の108円75銭。朝方から前日のドル安の流れを引き継ぎ、一時108円50銭と8月29日以来の安値を付けた。円は主要16通貨に対して、3営業日連続でほぼ全面高の展開となった。

  ドイツ証券外国為替営業部の小川和宏ディレクターは、「債務上限引き上げ問題だけでもドルの下押し材料になり得るところに、北朝鮮リスクやブレイナードFRB理事のハト派発言、幼少時に米国に不法入国した移民の合法的在留措置(DACA)問題に伴う政治リスク、新たなハリケーン『イルマ』への警戒も加わった」と述べた。

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