オーストラリアの4-6月(第2四半期)の国内総生産(GDP)伸び率は市場予想を若干下回った。政府と家計の支出がそれぞれ増加したものの、非住宅建設の不振がプラス効果を一部打ち消した。これを受けて豪ドルは下落した。

  豪統計局が6日発表した4-6月期のGDPは前期比0.8%増となった。エコノミストの予想は0.9%増だった。前年同期比では1.8%増(予想は1.9%増)。家計の貯蓄率は4.6%で、家計支出は前期比0.7%増加した。政府支出は同1.2%増。非住宅建設は同7.7%減。

  豪ドルはシドニー時間午後0時43分(日本時間午前11時43分)時点で1豪ドル=0.7994米ドル。統計発表前は0.8017米ドルだった。

  今回のGDP統計で、景気回復ペースが今後1年で徐々に上向くとのオーストラリア準備銀行(中央銀行)の見解が裏付けられた。豪中銀は過去1年1カ月の間、鉱山投資からサービス・製造業に成長のけん引役のシフトを促すため、政策金利を過去最低の1.5%に据え置いている。

  キャピタル・エコノミクスのポール・デールズ氏は同統計について、「1-3月(第1四半期)GDPが前期比0.3%増と低い伸びにとどまったことを踏まえる必要があり、経済の健全性が誇張されている」と指摘。「消費と住宅投資は好転したもののこれまでの弱さが全て払拭(ふっしょく)されたわけではなく、向こう数年にわたって一段と基調的な要因がそうした分野を引き続き圧迫するとの当行の見方を後押ししている」と述べた。

原題:Australia’s Economy Expands Slower Than Forecast; Currency Drops(抜粋)

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