シマンテックCEO:新たな大型買収に前向き-市場の信認獲得で

  • クラークCEO就任以来、株価は45%上昇-指標のETF上回る伸び
  • 16年にベリタス売却、ブルー・コートとライフロックを取得

米シマンテックによる企業買収はまだ終わっていない。

  グレッグ・クラーク最高経営責任者(CEO)は債務を返済し、成長目標を達成できると市場に証明する期間を経て、新たな大型買収に前向きだと語る。サイバーセキュリティーを手掛ける同社はここ1年2カ月で数十億ドル規模の買収2件を完了している。

グレッグ・クラーク氏

Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

  クラーク氏は先週、ブルームバーグのサンフランシスコ支局で取材に応じ、「理にかない、当社の株式にプラスとなる場合で、業界の全てを完全に変え得るものがある」と指摘。「将来のいずれかの時点でそうしたものが有益となる可能性がある」と述べた。

  シマンテックは事業の軸足を専らサイバーセキュリティー事業に移しており、2016年にデータストレージ部門のベリタスを74億ドル(現在のレートで約8050億円)で売却。ネットワークセキュリティーのブルー・コート・システムズの買収を通じて企業向け製品を増やしたほか、情報セキュリティー会社ライフロックを取得し消費者向けに個人情報盗難の防止手段を強化している。クラーク氏は約1年前のCEO就任以来、新事業統合と営業チーム再編に多くの時間を費やしてきた。

  同氏は「現在のポートフォリオに満足している」と述べた上で、「今後数四半期は業務執行が大事だ」と指摘した。

  これまでのところ、投資家はシマンテックの戦略を支持している。クラーク氏が16年8月1日にCEOに就任して以来、同社の株価は45%上昇し、時価総額は約183億ドルとなった。サイバーセキュリティー株に連動する指標の上場投資信託(ETF)の伸びが15%にとどまっているのとは対照的だ。5日の米株式市場でシマンテック株は0.2%安で引けた。

原題:Symantec CEO Clark Open to Large Deal After Proving Period (1)(抜粋)

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