クルーズ株下落、ハリケーン「イルマ」でカリブ海地域に損害の恐れで

5段階で最強の「カテゴリー5」に勢力を強めたハリケーン「イルマ」は、カリブ海を西に進む軌道にあり、プエルトリコやバージン諸島、ハイチなどに猛烈な雨風をもたらし、今週末にも米フロリダ州に上陸する可能性がある。カリブ海便は世界の海洋クルーズの35%を占め、米カーニバルなどクルーズ業界のトップ3社は全てフロリダ州マイアミに本社を置く。イルマ襲来の可能性があるキューバは、米国にとって新たなクルーズ先として成長著しい市場だ。

  5日のニューヨーク市場で、カーニバル(CCL)は、今年に入って最大の下げ率となる3.1%安の66.99ドルで終了。ロイヤル・カリビアン・クルーズ(RCL)は4.2%、ノルウェー・クルーズ・ライン・ホールディングス(NCLH)は3.2%それぞれ値下がり。

  インスティネットのアナリスト、ハリー・カーティス氏はリポートで、今週予定されていたカリブ海クルーズ便の大半が取りやめになる可能性があり、最悪の場合、ハリケーンは多くの寄港地の港湾インフラに損害を及ぼしかねないと指摘した。7-9月期の1株当たり利益へのマイナスの影響は、ロイヤル・カリビアンが最大10セント、カーニバルとノルウェー・クルーズはそれぞれ最大5セントを同氏は見込む。

原題:Cruise Stocks Plunge as Hurricane Irma Threatens Caribbean (1)(抜粋)

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